終活の上手な準備の仕方


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終活の上手な準備の仕方

終活準備はいつからすればよいか?

終活準備はいつからすればよいか? 終活に始める適切な時期と言うものはありません。強いて時期を言うなら、思い立った時が始める絶好のタイミングです。終活をしたいという意思を持つ人は、調査によると半数近くにのぼりますが、実際に行っている人は数パーセントにしかすぎません。つまり、終活はほとんどの人にとって、至急やる必要の無いことなので、ついつい明日に延ばしているのが現状です。

しかし、死は事故や急病で突然訪れることも有ります。思い立ったときに少しずつ始めるのがベストです。終活の項目は多岐にわたるので、とても短期間に完成させることはできません。終活を人生最期のための準備という考え方では、後ろ向きになってあまり楽しい作業ではなくなります。終活は決して人生の最期のことを決めるための後ろ向きの作業ではなく、今後をより豊かに生きる非常に前向きな作業です。そして、終活をすることがあまり乗り気でないなら、終活を義務のように思いこまないで気楽な気持ちで取り組むと良いのではと思われます。

自分の人生の残りを最期の瞬間まで、どう過ごすかということを考えることは、自分を見直すことです。そのため終活を行うことで、生きている内にこれだけはやっておきたいという気持ちが湧いてきます。すると残されている時間が少ないことが分かって、今の瞬間を大事する気持ちになって充実した毎日が送れるようになるのではないかと思われます。

終活はエンディングノートの項目を見ることから始める

それでも、終活をどう始めたらよいか分からないという場合は、出版されているエンディングノート、あるいはインターネットからダウンロードできるエンディングノートの中の項目を眺めて、書けるところを書いていくというのが簡単です。書けないところは無理に書かないで書けるところからどんどん書いていくだけで十分です。


終活カウンセラー(アドバイザー・コンサルタント)のセミナー活用

終活カウンセラー(アドバイザー・コンサルタント)のセミナー活用 終活について、漠然と「自分の死に対して事前に準備すること」と分かっていても、具体的には何をどのようにすべきかが分からない、あるいは分かっていても専門的な知識、例えば終末期の病気の延命治療方法、葬儀や介護の詳細な方法などがわからないと書けない部分もたくさんあります。そのような場合、終活を推進する財団や民間の業者が総合的な知識を持った終活カウンセラーによるセミナーを各地で開催しています。これらのセミナーを利用することで、効率的に終活に関する幅広い知識を習得することができます。

終活カウンセラーとは

終活カウンセラー(アドバイザー・コンサルタント)とは、相続、遺言、保険、葬儀、お墓、介護、健康など終活に関する幅広い知識を持ち、終活に関する疑問や困りごとを自ら答えられる人です。答えられない、あるいはより詳しい回答が必要な場合は、どこにそれを訪ねれば良いのかを的確にアドバイスができるスキルをもった人でもあります。終活カウンセラーは民間資格として、一般社団法人「終活カウンセラー協会」が試験を行って合格者を認定しています。他にも終活アドバイザーや終活コンサルタントという名称で終活に関する業務を終活カウンセラーと同じ立場で行っています。

エンディングノートの活用

市販されているエンディングノートやインターネット上からダウンロードするエンディングノートには、終活で行うべき項目がほぼ網羅されています。自分のこと、家族・親族・友人・知人のこと、資産のこと、終末期医療方針のこと、介護に関する方針、葬儀・お墓などのことなどが書きやすいように整理されています。専門的な知識は得ることができませんが、どんな項目を書けば良いか迷うときには便利です。書店ではブームであることもありコーナーで特集されていたりします。また、インターネットで「エンディングノート」と検索すると有料、無料のエンディングノートを簡単に見つけることができます。